猫の本 「ありがとう!わさびちゃん」
広島にあるカメラ雑貨「chiot」を知ってから写真を観ることに興味が出てきました。そう言えば、写真集は今、1冊も持っていないことに気が付きました。
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猫が大好きなので、せっかく買うなら猫の写真集が良いなと思いみつけたのが、こちらの本です。
文章もありますが、猫わさびちゃんの表情やしぐさの写真が豊富で癒されます。
このたらこの着ぐるみを着ているわさびちゃんが可愛くてたまらない!
こちらは、北海道で生後すぐにカラスに狙われていた子猫わさびちゃんを発見したお父さんお母さんが助けて看病していくというお話です。
表紙には、「カラスに襲われた猫は天使になった 感動の87日間」と書かれています。
カラスに口を狙われて、口の中に穴があき、舌が裂けてしまったわさびちゃん。
カテーテルで、栄養を取っていく必要があり、少しでも飲みやすくするための工夫として着ぐるみを付けることになりました。
マーメイドになったわさびちゃん、見ているだけで目がハートになってしまいます。
寝ずに必死に看病しているお母さんが少しでも、心が安らぐようにおばあちゃんが手作りで色々なコスチュームを作ってくれました。
きのこ、わさび、とうもろこし、ソフトクリームがあり、どれもとても可愛いです。
色々な写真がありますが、一番好きな写真はこちらです。お母さんのお家に住んでいるリトリバーのぽんずちゃん。
こちらのワンちゃんが、わさびちゃんをとても大切にしてくれるのです。
ワンコとニャンコが仲良しの写真って良いなぁ〜。
全然、違う写真ですが、ワンコ同士、ニャンコ同士の写真も、ほっこりします。
最後は、わさびちゃんは、てんかん発作がおきてしまい天国に行ってしまいます。
そのときのぽんずちゃんと写真
ぽんずちゃんが、亡くなったわさびちゃんのすぐ近くにいて、じっと待っている写真。
もう、言葉は何もいりません。この写真から想いがいっぱい伝わります。
87日間の短い生涯の中で、一生懸命頑張って生き抜いたわさびちゃん。ご家族の言葉一つ一つが心に沁みる本でした。
悲しい話だけど、悲しいだけで終わらない、飾らない文章から温かい気持ちと力をもらえるそんな本でした。
続編で「わさびちゃんちの一味ちゃん」「わさびちゃんちのぽんちゃん保育園」という本も出ているらしいので、今度、是非読んでみたいと思いました。