心の中のポカポカ♪【ブックレビュー】やっぱり、それでいい。
細川貂々さんの「やっぱり、それでいい」と言う本を読みました。
貂々さんは、映画にもなった「ツレがうつになりまして。」の原作者の方です。
うつになったご主人を、オロオロしながらも受け入れて見守り続けていく実話です。
印象的だったのがムリに励ますのでも元気づけるのでもなく、ただただ近くにいて、一緒にいる姿…。
じんわりと温かく心に残る映画でした。
貂々さんの漫画は、視点が面白く私も息子も好きでよく読みます。
こちらの「やっぱり、それでいい。」は第一弾「それでいい。」の続編です。
「それでいい。」と同じく精神科医の水島広子先生とのコラボの作品です。
「それでいい。」は自己肯定感を育てるお話でした。
自称、ネガティブクイーンの貂々さんは、マイナス感情が出るとどんどん気持ちが落ち込んで、「こんなことを考えている自分はダメだ!」と自分を責めてしまい余計に落ち込んでいくと負のスパイラル。
水島先生と出逢い、カウンセリングを受けていくうちにつれて、
「ネガティブな自分でもいいんだ」「今は、この気持ちで大丈夫なんだ」と受け入れていくようになるお話でした。
第二弾の「やっぱり、それでいい。」のテーマは、コミュニケーション、人の話を聴くことです。
人の話、普通に聞いているよって思ってしまいますが、この本を読むと全然聴けていなかった!と目から鱗になりました。
多くの人は、人の話を聴くときに
「この人、前にもこの話していたよなぁ」とか「この話なら、こうやって返事しよう」などと言った雑念がいっぱい出てくるそうです。
その雑念がいっぱいになってくると
自分勝手な先入観、その先入観に基づいたしなくても良いアドバイスをしてしまうのだそう。
そうすると、本当の意味において相手の話が聴こえてこなくなり、自分の雑念との会話になってしまうらしいです。
その雑念を脇に置いて、相手の現在に集中していくと相手が自然体になりリラックスして話ができるようになっていくと本に書かれてあります。
貂々さんは、聴き方のワークショップに参加して、聴く姿勢について学んでいきます。
漫画で、とても分かりやすい内容です。そして、何度読んでも気づきがある深い本だなぁと思いました。
貂々さんの絵を見ていると、ときどきマネして書きたくなってしまいます。
簡単そうに見えるけど結構、ムズカシイ💦
アレ!?何か、違う顔になってしまっています(・_・;)
私は思春期の娘の話を聴くことが多いのですが、先入観&余計なアドバイス入りまくりです。
しかも、眠たくなると「話聞いているうちに寝てしまうかもしれないけど、魂では聞いているからね」と言って寝てしまう母です。
この本を読んで聴き方を学びトライしてみたいと思いました。
貂々さんとコラボされている精神科医水島広子先生の本も専門用語の羅列ではなく、分かりやすく書かれていてオススメ!
こちらは、女子の人間関係にググっとフォーカスをあて、追求していきます。
新しい発見や女子という存在の愛しさも感じられる本でした。
ちなみに、表紙のイラストは、ハードルが高いので書くのは止めておこうと思いました。