ほっこりしたいときに読みたい【ブックレビュー】群ようこさんの本たち
学生時代から、ゆるーく長く読んでいる群ようこさんの本の数々。
何気ない日常について書かれたものが多く、クスっと笑ってしまうことも、たびたび。
群さんの本を読んでいると、日々の暮らしには、面白いことや小さな楽しみが散りばめられているんだぁと感じることができます。
印象に残っている群さんの本は「モモヨ、まだ90歳」という本。
群さんのパワフルなお祖母さまモモヨさんについて書かれた本です。
90歳になるのに、上京をし、「東京ディズニーランドに行きたい」と言い「スペースマウンテン」に乗る気満々で、みんなに止められなど。面白いエピソードが満載です。
モモヨさん、戦争も体験し、裕福ではない環境の中、7人の子どもを育てあげました。
その子ども達が取っ組み合いの喧嘩を始めると、喧嘩をとめるわけでもなく、襖を外して端によけて、お茶漬けを淡々と食べるモモヨさん!
このシーンから、モモヨさんの強さ逞しさがたくさん感じられて、心底カッコイイ✨と思いました。
「大変な状況の中、兄弟げんかして😢」と泣きながら喧嘩を止める母であっても良いはずなのに、襖が壊れたらいけないと現実を受け止めて、自分のお腹を満たしているとこが素敵です。
最近は、以下の本を読みました。
群さんも70代近くになってきたので、老後のライフスタイルの話も多くなりました。
老いていく自分の変化を前向きにとらえる訳でもなく、悲観的になるわけでもなく、ちょっと引きながら俯瞰して観察しているところが面白いです。
漫画好きの中1の息子に、猫やペットについて書かれた「トラちゃん」をオススメしたみたところ、ケラケラ笑いながら読んでいました。
よく見かける、ブサ可愛い猫ちゃんに「ブー太郎」と勝手に名付けて可愛がっていたら、実は、洋風なお屋敷で飼われている猫ちゃんだったことが判明し、名前の「ブー太郎」ではなく「チャーリー」だったとか…(笑)
今まで、活字の本には興味のなかった息子も、本の楽しさが分かり世界が少し広がりました。
この感謝の気持ちを群ようこ先生にお伝えしたいと、ファンレターとなるものを書いてみました。
私も、息子も人生初のファンレター!ちょっとドキドキしながら書きました。
群さんも私たちも、ニャンコが大好きなので、ニャンコメモも手紙に貼ることにしました。
色々な出版社から本を出されており、どこ宛てに出したら良いか悩みますが、「トラちゃん」を出版した集英社さん宛てに送りたいと思います。
これからも、ずっとお元気で、楽しい作品を書き紡いでいってほしいです。