雨の日の過ごし方 梅雨に観たい映画
例年より、かなり早く梅雨になりました。春をもっと満喫したかったのに〜、淋しいような満たされないような気持ちがします。
でも、雨って、情緒があって雨音を聴くと何だか落ち着きますよね。雨を感じられる映画が観たいなぁと思い、選んだのが、こちら→「恋は雨上がりのように」です。
普段、あまり邦画の恋愛系は観ないのですが、心がポッと温かくなるストーリーでした。
見終わった感じが何かの作品に、どことなく似ていると思ったら、2年くらい前にテレビでやっていた「大恋愛」の温かさを思い出しました。格差恋愛的なところも似てます。
「恋は雨上がりのように」は、小松菜奈、大泉洋、清野菜名、吉田羊、濱田マリと豪華キャスト!
小松菜奈、演じる主人公は、怪我で陸上部を休んでいる、挫折感から心が陸上に向かない女子高校生の役。
大泉洋は、主人公のバイト先のファミレスで店長をしている役。45歳バツイチ子持ち。
そんな親子ほど歳の離れた店長のことを女子高生が好きになって・・・というストーリーなのですが、この二人のやり取りが笑えたり、部活の中の友情にジーンときたりと、かけがえのない青春を思い出させてくれる映画です。
とにかく、大泉洋が演じる店長が素敵すぎる!周りの人に対する思いやりや優しさがいっぱいで、素朴で良い人なんです。
45歳だからこそ、出る深みがじわじわきてます。そして、小松菜奈ちゃんの醸し出す透明感に引き込まれます。
重要なシーンには、雨が降っている映画なのですが、雨のしずくと菜奈ちゃんの透明感が融合されていて、とてもキレイです。雨のシーンが、浄化のような雰囲気でした。
印象に残ったシーンは、二人で図書館に行く場面。菜奈ちゃん扮する主人公が、「店長の行きたい場所に行きたい。私、店長のことをもっと知りたいから」とねだって、二人で図書館にいきます。
「どれかオススメの本はありますか?」という主人公に、大泉洋が扮する店長のセリフ
本はだれかに勧められて読むものではないと思うんだ。
この図書館の中に、きみを呼んでいる本があるはずなんだ。
その本が、今のきみにとって必要な本なんだよ。
と言う大泉洋のセリフ。店長は、ファミレスで働きながら、小説家を目指していて、今も諦めずに秘かに書いています。
住まいのアパートには本がたくさん積まれていて、本が大好き。そして、今も小説を書いているという役どころだからこそ出る言葉です。
確かに、自分が考えたり悩んでいるときに、本屋さんや図書館でそのことにヒットするような本に出逢うことって、よくありますよね。
自分のアンテナと、本がピピっとくる瞬間にドキッとさせられることがあります。
はたして、この恋は叶うのか?二人の恋の行方や関係性は、どうなるのか?梅雨の雨音を聴きながら、観てみてください。